□月○日、肩の不調を訴える女性が来院されました。
こんにちわ。
今日は肩の調子が良くない。とのことですが、
どうされましたか？
一年前に肩から腕にかけて、起きてても寝てても、動かさなくても痛くてどうしようもなかったんです。
今は何もしていない時の痛みはかなり無くなったんだけど、
腕が上がらないし、無理をすると肩が痛くなるんです。
そうなんですね。
今までは病院に行ったりしましたか？
行きました。
レントゲンでも異常はなくて、「四十肩だね」って言われて、
飲み薬をもらって、痛くてどうしようもない時は注射を打ってもらいました。
注射をした時はいいんだけど、2日や3日経つと元通りに痛くて・・・。
自然に良くなるって周りの友達やネットに書かれていたので、
今は痛みが少なくなったのはいいんですが・・・
いまだに肩の動きが悪いのと、無理をすると痛みがあることがお困りなんですね。
肩から腕にかけての痛みがあったと思うのですが、
その「痛み」は言葉で表現してみると、どのような感じですか？
全体的には「つっぱる感じ」が一番近い言葉です。
最初は肘の先までつっぱったり、中から刺されるような痛みでした。
今、腕を動かして痛いのは、肩の付け根の前から上、後ろにかけての部分です。
そうすると、「腕」よりも「肩まわり」が今の痛みの中心ですね？
そうです。
痛みをガマンすれば腕を上げられるんですが、
前と比べて上がらなくなってしまいました。
わかりました。
おそらく「肩関節周囲炎」、一般には四十肩と呼ばれる症状の最後の段階です。
当院でも多くの方を見てきましたが、お悩みの解消をより早くできるので
安心してください。
肩関節周囲炎になり始めたばかりの症状はズキズキと何もしなくても痛く、
痛みが引いてくると肩の動きが制限されてしまいます。
自然に良くなるといっても、平均して１年前後は肩の不調に悩む方が多いです。
まずはどれぐらい肩が動くのか。
肩のほかに背骨の柔軟性が関係しているか検査をしてきます。
この方の症状は『腕を上げたり動かすと痛い』『腕を動かせる範囲が前よりも狭くなっている』です。
より深くお悩みについてお聞きすると、『洋服の脱ぎ着ができない』『寝ている時に痛くて目が覚めめて、眠りが浅い』事にお悩みでした。
カウンセリングと検査を通して、
自分の力を使わない単純な肩の動きが狭すぎる事。
肩の筋肉が上手に使えていない事。
姿勢が悪く、肩の動きの邪魔をしている事。
最初の段階で神経痛が混ざっていた可能性がある事。が推測できました。
全身の調整で背骨、肩甲骨、肩の動きが良くなるようにし、鍼の施術では背骨や肩まわりの筋肉の血流と、首から肩にかけての神経の流れを整えました。
肩関節周囲炎での肩関節の動きの悪さは蓄積した症状が少しずつ解消されていきます。
週に一度の施術を一か月続けたところ、
まだ動きにくいけど、痛みを感じないわ。
生活での問題もほとんどなくなりました。
現在ではご自身で肩を動かす体操と、背中のストレッチを積極的に行い、
生活に支障のない状態を維持しています。
周りの人に「みんななるから、ガマン時だよ」と言われている方。
そんなことを言われても、ツラいものは早く治したくないですか？
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※症状の改善具合や改善までの期間は個人差があります。
